登録番号/No.1035-1
タイトル/『赤壁繁盛記』
作詞/LEICA
作曲/LEICA
作詞完成日/2026年6/6
『赤壁繁盛記』
事務所から封筒が届いた 開けてみたら カフェの図面
……なぜじゃ 断れぬ流れというやつか わしは音を動かす軍師であって
泡を操るつもりはなかったが しかし断れぬ これも戦じゃ
羽扇を持ったまま 厨房へ向かう
動線は八陣図で組み直し メニューは天下三分の計で分類
BGMは空城の計で選んだ 静けさで客を引き寄せる
赤壁珈琲 今日も開店じゃ 戦よりも 豆の見極めが難しい
わしの計略 厨房でも炸裂 人もまた 同じじゃな
バリスタの馬謖(ましょく)よ 聞けい そのラテアートは 何を描いておる
龍のつもりか ただの染みではないか 形ではない 意味を描け
スタッフが全員 目を泳がせておる
「孔明さん 少し怖いです」と言ってきた
怖くない これが愛じゃ ……伝わっておらぬようじゃが
赤壁珈琲 今日も満席じゃ 音楽より客の回転が速い
わしの計略 ここでも炸裂 人の流れも 戦と同じ
音楽プロデューサーのはずじゃったのに
気づけば焙煎の温度を管理しておる
これは 本来の仕事ではない ……しかし この香りは 悪くない
人の心も こうしてほおられるのか
赤壁珈琲 今日も繁盛じゃ やりすぎたかもしれぬ 少し反省しておる
だが客の笑顔は 戦の勝利に似ておる
……音楽より疲れるが また来てしまう これもまた 一つの戦じゃ
次の案件が また届いた ……美容室のプロデュース? なぜじゃ

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