登録番号/No.1079-1
タイトル/座れる場所なら、まだ空いている
作詞/LEICA
作曲/LEICA
作詞完成日/2026年11/4
座れる場所なら、まだ空いている
朝いちばんの光が 店の床をすべっていく
「今日も開けちゃったわ」って 誰も聞いてないのに言う
エプロンの紐を 結び直して
シャッターをまた 半分だけ上げる
女子会ミーティング うまくいった?
その笑顔なら 聞くまでもない
あなたの友情は この店の功績です
勝手にそう思ってるだけよ 気にしないで
なんて恩ぎせがましい店なんでしょうね
でもほら 頬が緩んでる
それなら今日も 開けててよかった
泥だらけの靴で 扉の前に立つ人がいる
「汚れちゃうから……」って 遠慮する声が聞こえた
店は掃除すればいいのよ あなたはそのままでいい
誰かのために動いた人を 私は拒まない
疲れた顔も 誇らしい顔も
全部まとめて ここに置いていきなさい
あなたの優しさは この店の手柄です
勝手にそう思ってるだけよ 気にしないで
なんて押しつけがましい店なんでしょうね
でもほら 少し軽くなった
それなら今日も 開けててよかった
閉めようとした日ほど 誰かが来るのよ
「あなたなら開いてると思った」って
困った顔して 笑いながら
また鍵をひとつ 元に戻した
長くやってりゃ いろいろあるわ
来なくなった人 また来た人
理由なんて 聞かなくていいの
座る場所なら まだ空いてるから
あなたの人生は この店の自慢です
勝手にそう思ってるだけよ 気にしないで
なんて愛を押し売りする店なんでしょうね
でもほら 帰り道が少し明るい
それなら今日も 開けててよかった
シャッターを下ろしかけて
またひとつ 足音がする
……しょうがないわね
今日もまだ
灯りは消せない

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