登録番号/No.1079-1
タイトル/猫も杓子も
作詞/LEICA
作曲/LEICA
作詞完成日/2026年10/31
猫も杓子も
呼べば来ないし 呼ばなきゃ来るし 忙しい時ほど膝に乗る
昨日のごはんは 今日は知らん顔 こっちの都合はお構いなし
嫌なら尻尾で 嬉しきゃ喉で 言葉もないのによく分かる
私たちには こんなに言葉があるのに言えないことばかり増えていく
嫌われないように 言葉を選んで 一度消してまた打ち直す
あなたは窓辺で大きなあくび そんなことどうでもよさそうね
会いたきゃそばにいる 飽きたらどこかへ行く 昨日のことなど持ち越さない
愛想も社交辞令も 将来の約束も たぶんあなたには必要ない
名前をつけたがるのは きっと私だけなんだろう 考えてる私を置いて もう眠ってる
撫でれば噛むし やめれば鳴くし 分かった頃には気が変わる
顔色なんて 読んではくれない 泣いてる理由も聞いてくれない
なのにどうして あんな夜だけ 黙って隣に座るんだろう
慰めたなんて 思ってないから 余計に少し救われる
前の子の時に 知らなかったこと 今ではずいぶん詳しくなった
食べるもの癖 小さな変化 知識と一緒に怖さも増えた
今度はもっと幸せにできる そんな保証はどこにもないけど
ひとつ覚えて ひとつ間違えて
私は少し上手になった 上手になった分だけ
静かになる夜があることも 前よりちゃんと知っている あなたは知らなくていい
もう飼わないって あの日は決めた 空っぽの皿を ずっと捨てられなかった
それなのにまた 小さな体を抱いて 今度こそなんて また勝手に誓ってる
長生きしたい わけじゃないのよ あなたより少し長くいられたらいい
最後の日まで いつものように 名前を呼べたらそれでいい
そんな話を 分かってるのか 分かってないのか分からない
あなたはひとつ 大きく伸びをして 私の横を通り過ぎる
猫も杓子も 勝手なことばかり ……まあいいか 今日もそこにいる

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