登録番号/No.1045-1
タイトル/タイムライタン・メモリア
作詞/LEICA
作曲/LEICA
作詞完成日/2026年7/11
タイムライタン・メモリア
カチッ カチッ カチッ カチッ カチッ
埃の匂いがする棚の向こうで あなたと目が合ったあの午後
時間を巻き戻すことも 早送りすることもできる それが私のすることだった
なのに その一瞬だけ 針が止まった あなたの眼差しが 私を見ていたから
時間を操る私が 時間に操られた それが切なさだと その時初めて知った
巻き戻しても早送りしても あの瞬間だけはそこにある 錆びた関節 軋みながら それでも私はここにいる
時間泥棒になれなかった私が 唯一盗めなかったもの あなたが私を見た あの一瞬
長い眠りの中で 腕は固まり音も消えた 時間を操るどころじゃない ただ錆びていくだけ
それでもあなたのことだけは 錆びひとつつかなかった 止まったままの針の上に あの午後が残っていた
油が染み込んで 少しだけ動いた 完全には戻らない それでいいと思った
巻き戻しても早送りしても あの瞬間だけはそこにある 錆びた関節 軋みながら それでも私はここにいる
時間に盗まれた私が 唯一盗めなかったもの あなたが私を見た あの一瞬
カタカタカタカタ 誰かのペンが時を刻む 時計もペンも 二つの顔を持って生まれた
でも私は時を刻むだけ あなたはペンだけで書いていた どちらも使える仕様じゃなくて それでよかったのかも
巻き戻せない 早送りできない それだけが本物だから 錆びた関節 軋みながら それでも私はここにいる
時間泥棒になれなかった私が やっとわかったひとつだけ 消えない切なさは 悪くない
悪くない

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