登録番号/No.1074-1
タイトル/市民会館Blues
作詞/LEICA
作曲/LEICA
作詞完成日/2026年10/17
市民会館Blues
花束を抱えた女の子 何度も時計を見ていた
待ち合わせなら もう過ぎてる それでも帰る気はないらしい
三列目の端のおじいさん 開演前から目を閉じて
眠ってるのかと思ったら 最初の拍手がいちばん大きい
誰が誰を待ってるのか 誰が誰を見に来たのか
知らなくたって日は暮れる 今日も扉が開いてゆく
Curtain Call 泣いたって 笑ったって 帰る頃には夜になる
Curtain Call 名前も知らない誰かの 一日がここを通ってく
うまくいった日も そうじゃない日も 拍手はいつか鳴り止むけど
「また来るよ」って手を振った その声だけが残ってる
ネクタイを直すお父さん 鏡の前でもう三度目
娘は今日が初舞台 本人よりも落ち着かない
ロビーの隅のあの二人 さっきから何も喋らない
別れ話かと思ったら チケット一枚 取り出した
昔ここで何を観たとか 誰と来たとか忘れても
階段ひとつ曲がったら なぜか思い出す顔がある
Curtain Call 間に合って 遅れちゃって それでも幕は上がってく
Curtain Call 今日だけここですれ違う 半券だけが知っている
主役だった人も 付き添いの人も 帰れば同じ夜の中
「良かったね」って言えたなら それくらいでいいじゃない
誰もいなくなった客席 忘れものがひとつある
赤いハンカチ 飴ひとつ 折れたプログラム 半券
明日の朝には片づいて また違う誰かがやって来る
昨日のことなど知らない顔で 同じ扉を開けてゆく
誰が泣いたか 笑ったか 誰とここまで来たのかも
座席番号は覚えていても 名前までは知らなくていい
Curtain Call 会いたくて 会えなくて 何でもない日もここに来た
Curtain Call 名前も知らない誰かが 確かにここにいたんだよ
夢が叶ったとか 人生変わったとか そんな大げさじゃなくていい
赤いハンカチほどでいい 帰り道ふと思い出す あの日のことがあればいい
Curtain Call 幕が下りても街の灯りは消えない
Curtain Call また明日には 誰かが扉を開けに来る

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