登録番号/No.938
タイトル/僕だけが知る罪
作詞/⼆ツ⽊線五
作曲/LEICA
作詞完成日/2023年5/3
僕だけが知る罪
一途の愛を捨てられたのに あなたは泣かないでいる
僕は自分だけが抱く 秘密を胸にそばへ寄り添う
雨は降りそうで降らなくて 傘も差し伸べられずに
罪悪感を持て余し 優しい人へ堕落できない
あなたを知らずに いれたらなんて 出来の良い嘘が脳裏で囀る
偽善の涙を いとも容易く 浮べたのは 僕の為だ
あなたにいつまでも居てほしいと 純粋に願う自分でいたい
幸せがもう一度訪れて その時に泣けるだろうあなたが愛おしい
あなたとの約束
待ち合わせの場所に僕は少し早く着いて
急ぎ足のワンピースに笑いかけるんだ
ランチを食べた後は モールで買い物して
煌びやかな夜景を 眺めながら
小さな背をそっと抱き締める
僕は見るんだ そんな私欲に満ちた夢を
傷付いた胸も 癒えないうちに 痛みを与えず 踏み入れるような
有りふれた打算僕をあなたは 赦すだろうか貶すだろうか
積み上げて壊された思い出を どうか拾い上げようとしないで
記憶に美しさを残さず 目の前の仮初の優しさに気付いて
最大限の自己嫌悪さえも あなたへの思いを止められない
生まれて初めての罪の名を 口には出来ないままそばに居続けたい
笑顔に歪む泣き顔もいつか 涙を流すことができたなら
僕の穢れた姿を晒し 許しも乞わないで全てを受け入れよう
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