狼になりたい

当たり前の事なんて 初めからないのに
失くしものを見つめ 荒野で佇む

食いちぎられてくような 心なんて捨てて
眠り続けたいな 一人が好きで嫌いだ

暗がりの中 隠れているくせして
泥にまみれたままで 繰り返す遠吠えを

走り続けゆく この世の果てまで 逃げて逃げてでも追いつく奴ら
ならばしとやかに観念しましょう 闇を突き進む狼になりたい
誰かのためにまだ 生きてもいいのかな
誰かのためになら 生きられるかな

乾ききった喉元に 流し込んだ夢は
善も悪も混ぜた 幼稚に浮かぶ妄想

むなしい心 ちょこんと舌を出して
舐めた涙をいつか 拭う手を待っている

愛をもってでも越えられないもの そんなものに気づかずいさせてよ
深く潜ってるとこから目覚めて 闇を切り裂いて狼になりたい
誰かのためにまだ 望みはあるのかな
誰かのためになら 生きてもいいの

止まない雨に 寒さを感じるなら
痛み苦しみからも かばうことできるはず

走り続けゆく この世の果てまで 逃げて逃げてでも追いつく奴ら
ならば しとやかに観念しましょう 闇に飛び込んで狼になりたい
誰かのためにまだ 生きれるものならば
誰かのためになら 生きてもいいね